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防災の心得「熱中症予防」

【熱中症にならないためのポイント】

 

1.熱中症はどうして引き起こす?

 普段、体温は36度~37度で保たれていますが、“汗をかく”ことで熱を逃がし、一定の体温をキープできるよう調整していますが、湿度が高くなると汗が蒸発せず、体温が下がりにくくなると言われています。高温多湿の状態が続くと、次第に体調異変が起こり、頭痛、めまい、吐き気などの症状が出てきます。

 

2.熱から体を守るには

 ・帽子や日傘、すだれ、UVカットのサングラスなど、直射日光を避ける

 ・襟元やウエスト部分などを締め付けない通気性の良い服装を選ぶ

 ・水やスポーツドリンクなどでこまめな水分補給を心がける

 ・太い血管が通る足の付け根や脇の下などに保冷剤を当てる など

 

3.水分補給について

 成人で一日に必要な水分量の目安は、約2.3リットルから2.5リットルと言われています。

 注意したいのは、あくまで目安であり、年齢や活動状況によっても必要な水分量は違ってくるということです。

 水分補給というと、水を飲むことをイメージすると思いますが、実は食事からの一日およそ1リットルの水分を摂取していると言われています。そのため、水分補給の面からも食事をしっかりとることが大切です。

 熱中症対策に水分補給は大切ですが、汗をかいてナトリウムが不足している時に、水だけを一度に大量に飲むと、体内の水分と塩分のバランスが崩れてしまし、吐き気や頭痛、倦怠感などの症状が現れます。

 たくさん汗をかいた時などは適度な塩分補給も大切です。

 寝る前、寝起きに、入浴の前後など、身体の水分が失われやすいタイミングでコップ1杯程度の水分補給をイメージしてみましょう。

 

4.熱中症に特に注意が必要な人には

 体温調節がうまくできない、汗をかきにくい、体調変化をうまく周りに伝えにくいなどといった方は、特に注意が必要です。

 例えば、高齢者は暑さに鈍くなりがちで気温が高くなっていることに気づきにくく、小さい子供どもは体温が上がりやすいうえ、暑さによる不快感をうまく言葉で伝えられません。他にも、障がいや病気を持っている方にも注意が必要です。

 声掛けを行い、体調に変化がないか、周囲の人からの気配りが重要になります。

 また、仕事に熱心に打ち込むことで、気づかないうちに脱水状態になっていることもあります。体力に自信があっても過信は禁物です。充分に休息をとり、あわせて、水分、塩分も補給してください。

 

5.熱中症かな?と思ったら

 熱中症は、頭痛、めまい、生あくびなどから始まり、症状が進むと吐き気がしたり、筋肉が痙攣してきます。

 熱中症が疑われる場合は、

 ・日陰や冷房の効いた建物や車など、涼しいところに避難

 ・体にこもった熱を逃がすため、衣服の襟元やウエスト部分を緩める

 ・冷たく冷やしたタオルや保冷剤などがあれば太ももの付け根などを冷やす

 ・水やスポーツドリンク、経口補水液などを飲む

 ・意識がなければ迷わず119番

 

6.公共の涼みどころ

 近年、各地の公民館や図書館など公共の施設をクーリングシェルターと呼び、涼みどころとして開放しています。

 利用できる場所や時間は各自治体にてご確認ください。

 ・米沢市クーリングシェルター

 ・南陽市クーリングシェルター

 ・高畠町クーリングシェルター

 ・川西町クーリングシェルター

 

7.熱中症警戒アラートについて

  熱中症警戒アラートは環境省・気象庁が提供している「暑さへの気づき」を呼びかけるものです。

 メールやLINEを登録すると情報が届くので、事前情報としてとりいれてみましょう。

 熱中症警戒アラート

 

 家族、地域の皆さんで熱中症を予防しましょう。