STEPS 放送内容
内容
里山ソムリエページ♪(4/6OA)
里山ソムリエ黒田三佳がSTEPSとおきたまGO!のHPをリンクさせながらお届けする「里山ソムリエページ」
【放送日:2021.4.6 / 二十四節季:4.4 清明】
-すべてのものがキラキラと輝きを放つ時-
◆新しい季節を迎えた里山
小さな子が、雪がまだ残る大地の上で見つけた鳥の羽。もう20年も里山に暮らしているのに、こんな綺麗な青い色をした鳥にあったことはありませんでした。「わ〜すごいきれい!」と感動して、家にあった空き瓶にその羽を入れて、子どもたちに持って帰ってもらいました。すると「おんなじ羽が図鑑にのってた!」と、子どもたちから連絡がありました。すごいですね。私はその鳥が山形に生息しているのか、今度は専門家の方に伺いました。すると山形にいるそうです。青い羽をしたカケス!
一年中、森では子どもたちに教わることがたくさんたくさんあります。ありがとう。
次は、一番採りのフキノトウ。大切すぎて2本だけいただきました。それからアサツキも一緒に。雪の中から出たばかりのアサツキはそのまま口に含んでも大丈夫なほど柔らかく優しい味です。それをさっと茹でパスタに絡め塩とオリーブオイルで味付けしました。春の味が身体中に行き渡り、その苦味で体が目覚めたように感じます。山のクマさんたちも春の苦味で体をリフレッシュするそうですね。
次の写真は、朝、森で、折れた木々を集めていると、声が空から鳥が鳴く声が聞こえてきました。見上げると、V字になって白鳥が空を飛んで行きました。米沢で美味しいものをたくさん食べたでしょうか。雪解けの3月の終わり、南原の田んぼにも時々やってきていました。元気にシベリアまで行き着いてくれますように。ここを後にする白鳥たちと、春からここを旅立つ学生さんたちが重なり、しばらく立ち尽くしてしまいました。
次は、コーヒーの焙煎をする父です。4月になるたびに子どもたちは新しい学年になり、一段と成長したことを眩しく感じます。一方、80を過ぎた父、里山に移住したときは60代の最後で、畑をしたりピザ窯を作ったりやりたいことが止まらなかったし、やりたいことはできる体力がありました。ある時を境にできないことが増えていくけれど、できることもまだまだいっぱいあるよね。そして、そんな姿を下の代に見せていくこと自体が生きる意味だよね、、、なんて親子で話していました。そこにある木はきっとそこにある意味があるし、人もきっとそうなんだね―「私たち哲学親子?!」なんて。
◆今週の音楽
オリビア・ニュートン・ジョン/そよ風の誘惑
◆words encourage you 素敵な言葉を英語で!
勇気や元気、喜び、励まし、感謝、そんなことを伝えてくれる言葉を英語で紹介します。
№. 26 私が大切にしていることから
― Important thing in life is to be honest with yourself. ―
人生で大切なことは、自分の気持ちに素直になること-。
そしてもうワンフレーズ 。
― Important thing in life is not to be attached. ―
人生で大切なことは、執着しないこと―。
大切に思っていたエルダーの木々が雪で折れて、がっくりしていた私を励ましてくれた言葉です。仕方のないこだわりやとらわれは置いて、次に進もう。夏の日を思い、種まきを始めます。
今日もSTEPS、置賜に素敵な足跡を
Wishing you a beautiful spring!
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