ハラクッチーナ 放送内容
内容
ぜんまいと牛肉のお雑煮(12/25OA♪)
今回は「干しぜんまい」を紹介します。
ぜんまい科ぜんまい属のシダ植物です。日本では北海道から沖縄まで全国に自生する山菜で、わかめの部分を食用とします。くるくるっと巻いてワタをかぶっているものを根元近くから手で折って収穫します。ぜんまいはアクが強く、本当は食べられない山菜に分類されてもいいくらいなのですが、食感や味がおいしく、見た目もインパクトがあるので、何とかして食べたいという思いから、大変手間をかけて食卓にのぼる山菜です。
春にとれたてのぜんまいを食べるためには、重曹でゆでてから、数日水にさらして調理するそうですが、置賜では収穫してから茹でて、天日で干して保存し、水で戻して食べる方が多いですね。天日で干す間も時々1本ずつ手で揉むという一日干しっぱなしではおいしく仕上がらないという手間のかかりようです。
◆栄養
不溶性食物繊維:胃や腸の中で水分を吸収して大きく膨らみ、それによって腸の動きを活発にさせる働きがあるとともに、身体に有害な物質を吸着する性質があり、一緒に便として排出する働きもあります。
「ぜんまいと牛肉のお雑煮」
材料 (2人分)
米沢牛すき焼き用 75g
大根 100g
にんじん 75g
ごぼう 少々
雑キノコ 60g
干しぜんまい 10g
せり 適量
もち 2.5枚(1人1/2枚)
水 750ml
酒・みりん・しょう油・塩 適量
作り方
①雑キノコは水で塩抜き、干しぜんまいは水から火にかけ沸騰したら冷まし揉んで水を取り換えるを何度か繰り返し柔らかく戻す。
②大根・にんじんは4.5㎝の長さ1㎝角の拍子切りにする。(にんじんは若干細めに)ごぼうはささがきにする。
③鍋に水・大根・にんじん・ごぼう・戻したぜんまい・塩抜きしたキノコを入れ火にかけ、にんじんが柔らかくなったら、酒・みりん・しょう油・塩で味を付ける。
④食べる直前に鍋に餅を加え柔らかくなるまで煮、適当な長さにカットしたセリを加える。