ハラクッチーナ 放送内容
内容
栗の渋皮煮(10/30 OA♪)
今回は、「栗」を紹介します。
ブナ科クリ属の植物で、日本をはじめ中国・アメリカ・ヨーロッパと世界中に数多くの品種があります。中でも日本の栗はダントツに大きいそうです。
日本では9000年前の縄文時代の遺跡から栗が発見されています。栽培は奈良時代に始まり、お米よりも高い値段で取引されていました。ブランド栗として有名な丹波栗も奈良時代のこの頃から栽培が始まっています。日本で栗の生産量が最も多いのは茨城県、次いで愛媛・熊本となっていますが、栽培は全国でされています。
栗は初夏に花が咲き、早いものでは8月に実が稔り、9月10月が旬です。2か月以上もの間、いろいろな品種が繋がって旬を迎えるのだそうです。
◆栄養
ビタミンB1:これはチアミンと呼ばれる酵素で、糖質やアミノ酸の代謝に関わっています。
タンニン:渋皮に含まれるポリフェノールの一種。この強い抗酸化作用により、老化の防止やガンの予防に効果があるそうです。
ビタミンC:ジャガイモと同じようにデンプン質に包まれているため、加熱しても壊れにくいとされます。
「栗の渋皮煮」
材料
栗 500g
砂糖 200g
ブランデー 大さじ1
作り方
①栗の鬼皮をむきます。
②栗と栗がかぶるくらいの水を入れ、沸騰させたら火を止め、触れるくらいまで冷めたら渋皮を傷つけないように鬼皮だけをむきます。剥いたらすぐに水に漬ける。
③栗と栗がかぶるくらいの水を鍋に入れ、沸騰したら弱火で5分くらい煮、ゆで汁を捨てて水を張り替える。
④再び火に掛け、弱火で10分くらい煮たら火を止め、ゆで汁を捨てて水を張り替える。
⑤張り替えながら渋皮についている筋を取る。
⑥ ③を2~3日かけて5回くらい繰り返す。
⑦鍋に栗とひたひたの水を張り沸騰したら砂糖100gを加え10分くらい煮詰める。
⑧さらに砂糖100gを加え10分くらいに詰めて火を止め冷ます。
⑨冷めたらブランデー大さじ1を振り掛ける。