防災の心得「減災と3助」
【減災とは】
災害被害を最小限に抑えること、減らすことの意。
減災の備えとして3つの助け「3助(さんじょ)」というキーワードを覚えましょう。
1.自助=自分自身と身近な家族の安全を守ること
2.共助=地域やコミュニティの皆さんが協力して助け合うこと
3.公助=公的機関による救助・援助
1.自助
災害発生時、自分の命は自分で守ることが重要です。日ごろから家族で災害に備え、避難経路を確認するなど、被害を最小限に抑えるための事前の行動をとっておきましょう。
2.共助
ここでは地域住民同士で助け合うことを意味し、自主防災組織の取り組みを理解するなど、地域を知ることに努めることが大事です。ご近所の高齢者や例えば障がいを持っている人がいることを知ることも共助には大切なことです。
3.公助
災害の大小にもよりますが、災害発生から公的機関の助けの輪が広がるまで3日かかると言われています。その支援は避難所や救援物資、炊き出し、片付けのボランティなど多岐に渡ります。また災害時に備えた事前の取り組みとして防災マップ、ハザードマップの作成、防災訓練の実施なども含まれています。こうした万が一に備えた啓蒙活動も公助の一つです。
内閣府の手引きによると、災害後の対応よりも事前の対応を重視し、少しでも被害の軽減を図るよう提唱しています。この3助の教えから、皆さん一人一人の安全を確保するよう、努めましょう。