防災の心得「耐熱ポリ袋で作る非常食」
【耐熱ポリエチレン袋で作る非常食について】
最低限の設備でごはんを作ることが出来る耐熱性ポリエチレン袋で作る非常食のメリットを知り、非常時に備えましょう。
日常備蓄に次の道具が準備されていることが前提です。
・耐熱性ポリエチレン袋 ・水
・カセットコンロ ・鍋
調理のポイント
・耐熱性ポリエチレン袋に食材を入れたら袋の中の空気を抜き真空状態にし、袋口の3cmほどのところで片結びすること。
・非常時、飲料水は貴重です。食材を加熱する際に水を沸かしますが、それは川の水などでも代用できます。
・ごはん、おかず、汁物と、食材が入った袋を時間差で鍋に加えることで、同時にあたたかい食事が完成します。
以下、耐熱性ポリエチレン袋を耐熱ポリ袋と表記。
耐熱ポリ袋を使って実際に調理してみましょう!
【基本の白いご飯】
材 料: 米、米と同量の水
作り方: 鍋に食材を加熱するための水を汲んでカセットコンロにかけ湯を沸かす。(川の水など代用可)
耐熱ポリ袋に米と、米と同量の水を入れる。
袋の中を真空状態にし、袋口から3cmほどのところで片結びする。
水が沸いた鍋に袋ごと投入し40分茹でる。
完成。
【缶詰を使ったおかず 大根さば缶煮】
材 料:大根 乱切り適宜、さば水煮缶 1缶、
しょうが 少々、めんつゆ 薄めたもの40cc
作り方:材料全てを耐熱ポリ袋に入れて、袋を真空状態に片結びする。
沸いた鍋に投入し20分茹でて完成。
※同じような要領で、葉物野菜やウィンナーなどで水分を多めに調合すると汁物・スープができます。
【おやつ 蒸しパン】
材 料:ホットケーキミックス 150g、牛乳 100cc、卵 1個
作り方:材料全てを耐熱ポリ袋に入れて、よく揉んで混ぜ合わせる。
袋を真空状態に片結びし、沸いた鍋に投入。
おもて面20分、うら面20分あわせて40分煮て完成。
※裏返したとき平皿などをかぶせるとひっくり変えるのを防ぐことが出来ます。
※ホットケーキミックスはあらかじめ味などが調合されているので便利。
※牛乳を野菜ミックスジュースなどの代用も可。
取材協力:高畠町赤十字奉仕団
耐熱性ポリエチレン袋で作る非常食について詳しくは高畠町のHPにも掲載中。